ものづくり日本会議

2018年受賞部品

健康・バイオ・医療機器分野

血漿定量分取用マイクロサンプリングデバイス「MSW²」

株式会社島津製作所

製品概要

 島津製作所の血漿定量分取用マイクロサンプリングデバイスは、新薬開発など動物実験向けで、採取した微量血液検体から一定量の血漿を精度良く容易に分取できるチップ状のデバイス。血漿は薬物の作用や安全性確認など、医薬品開発の非臨床試験に使われる。
 液中に細管を入れると液体が管内を上昇する毛細管現象を応用。デバイスに形成した微細流路に23マイクロリットルの検体を流入させて遠心分離すると、通常で5.6マイクロリットルの血漿が分取できる仕組み。ガラスキャピラリー(毛細管)に血液を採取する方法と比べ、作業者の手間が少なくて扱いやすい上、管理面では人為的ミスが起こりにくく、実験動物の負担も減らせるのが特徴。

Voice
デバイス部 部長 大田 昌弘氏

 健康福祉・バイオ・医療機器部品賞を賜り、誠にありがとうございます。「MSW²」はマウスやラットなどの実験動物への血液採取による負担軽減を目的としつつ、簡便操作で一定量の試料を分取できるため「動物愛護を考慮した新薬の開発」に大きく寄与する製品と期待しております。シンプルゆえ応用範囲も広く、実験動物だけではなくヒトへの適応も期待されており、開発を迅速にすすめ、社会に貢献したいと考えております。

 12期連続で表彰いただいたことを大変光栄に思っており、今後も日本のモノづくりを世界に発信していく所存です。